ED・早漏治療／薄毛・AGA治療の悩みならユナイテッドクリニック上野駅前院

上野ユナイテッドクリニック（上野・御徒町）ではED治療薬バイアグラ（シルデナフィル）、バイアグラジェネリック、レビトラ（バルデナフィル）、シアリス（タダラフィル）など多くの医薬品、亜鉛やマカ、リジンなどのサプリメントも処方しています。

皆さまはリジンという栄養素についてご存知でしょうか？
リジンとは、必須アミノ酸のひとつで、人体を構成するたんぱく質の組み立てに必要な栄養素です。
その効果・効能は侮れないものがあり、疲労回復や集中力の向上の他にも様々な効果があります。
特にミノキシジルやフィナステリド（フィンペシア）等と併用することで薄毛治療（AGA）・育毛の効果を上げるとされています。

通常、牛乳や肉などの動物性たんぱく質に多く含まれていますが、不規則な食事をしている場合1日の摂取量を補うのが難しい為、サプリメントを使用することが多いです。
ではそんなリジンについて今回はお話ししましょう。

リジンとは？

リジンとは必須アミノ酸のひとつで、体のたんぱく質の組み立てに必要不可欠なアミノ酸の一種です。
リジンは牛乳から発見されたアミノ酸で、生体のたんぱく質中に約2～10%含まれています。
抗体やホルモン、酵素などをつくる機能を担っており、体の組織の修復や成長に関与しており、また脂肪燃焼に必要なカルニチンの合成原料でもあります。

リジンは必須アミノ酸のため、食品から摂取しなければなりませんが、他の栄養素と同じようにリジンのみを特定して摂取することはできません。
そのため、食品に含まれるたんぱく質のアミノ酸の量や必須アミノ酸の割合は異なります。

リジンは、食品のたんぱく質中で最も制限アミノ酸になりやすく、植物性たんぱく質中には含量が少ないため、米や小麦、とうもろこしなどの穀類たんぱく質では特に不足しがちになります。
そのため、肉類や魚介類、牛乳やチーズなどの乳製品、納豆や豆腐などの大豆製品、豆類からの摂取が基本となります。

このような動物性たんぱく質を含む食品や豆類を一緒に食べることで、たんぱく質の利用率が上がるため、通常の食生活の中でリジンが大幅に不足するということはありません。
穀類ばかりをたくさん食べるような食生活の人は、肉や魚、卵、豆腐などを加えた栄養バランスの良い食事をすることが大切です。

ちなみに家畜用飼料は穀物を主体としているため、動物の成長に必要な必須アミノ酸が不足しがちになります。そのため、家畜用飼料にはリジン等が添加されています。

では、そんなリジンの1日の必要量とまた欠乏した場合や、過剰摂取した場合はどうなるのでしょうか？

リジンの1日の必要量、欠乏症と過剰症

リジンの1日あたりの必要量は750～1,000mgとされており、この量は通常の食事内容で十分賄える量なのですが不規則な食生活や、慢性栄養吸収障害、ＬＧＳなどの症状を持つ場合、高齢者においてはサプリメントなどで補わなければなりません。
リジンが多く含まれる素材には牛肉、ビール酵母、チーズ、鶏肉、魚類、豚肉、小麦胚芽、ヨーグルトなど、動物性たんぱく質に多く含まれるためベジタリアンでは特に不足傾向になります。

リジンが欠乏すると、疲れやすくなり集中力が低下、目の充血、めまいや吐き気、貧血、カルシウムの尿中排泄量が増加、などの症状が現れることがあり、更にリジンが著しく不足した場合、成長障害、免疫不全を来たすことがあります。
また、肝臓の機能が低下し、血中の飽和脂肪やコレステロールが増加しやすくなります。

逆にリジンを過剰摂取すると腎機能障害等を引き起こす恐れがあります。

ちなみに一般的に、高齢の男性は若い人と比較して、より多くのリジンが必要とされています。

リジンの効果

リジンは、体内でのたんぱく質の組み立てに必要不可欠な必須アミノ酸のひとつです。
たんぱく質は体内で細胞や細菌・ウイルスの侵入を防ぐ抗体の材料として用いられるため、リジンの摂取は成長と免疫力の向上に大きな役割を果たします。

疲労回復効果、集中力を高める効果

リジンには、体の組織を修復し成長に関わる働きがあります。
たんぱく質の吸収を促進させ、ブドウ糖の代謝を良くして疲れをとり集中力を高める効果や、骨を丈夫にするカルシウムの吸収を促進する働きを持っており、健康的な生活を送るためには欠かすことのできない栄養素です。

髪の健康を保つ効果

リジンは、男性脱毛症の改善に有効であるとされ、近年では育毛剤の成分としても注目されています。
イギリスにあるバイオサイエンティフィック社が、性別を問わず様々な原因による薄毛、抜け毛の治療にリジンの摂取がとても有効であることを証明し、米国特許を取得しています。
この研究の対象には、DHT（ジヒドロテストステロン）などによる男性型脱毛症（AGA）も含まれており、広範囲な抜け毛対策に有効な成分であることがわかっています。
リジンの摂取により、様々な原因からの薄毛、抜け毛に対する著しい発毛効果が挙げられています。

また、リジンはAGA治療薬であるプロペシア（フィナステリド）やデュタステリド（アボルブ）、ミノキシジル等の効果を高めることも分かっています。

肝機能を高める効果

リジンには、アルコール摂取などで弱った肝臓の機能を高める働きがあります。
弱った肝臓に活力を与えることでリパーゼの働きを活発にして、脂肪酸が適切に利用されるようになります。
よって、リジンが不足すると血中に飽和脂肪酸やコレステロールなどが増えやすくなるといわれています。
また、肝臓の機能が高められたことでホルモンを産出し、受精率を高める作用があります。

単純疱疹（ヘルペス）を予防・改善する効果

リジンには、唇などに疱疹を起こす単純疱疹の原因となるウイルス感染を予防・改善する効果があり、感染症に対して抵抗力を高める効果を持っているとされています。

脳卒中の発症を抑制する効果

リジンには、血圧を降下させ、脳卒中発症率を低下させる作用があるとされています。

リジンの不妊改善効果

リジンという栄養には、エストロゲンの分泌を促してくれる作用があります。
つまり、女性の受胎能力を正常に保つ働きがあるため、不妊に悩む女性にとって嬉しい栄養になります。
ただし、妊娠中・授乳中の安全性については信頼できる十分なデータがないのでサプリメント等での摂取は控えましょう。

また、男性の精子の活性化を促すとも言われており、このことからも不妊治療への一定の効果が期待できるとされています。

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