ED・早漏治療／薄毛・AGA治療の悩みならユナイテッドクリニック上野駅前院

上野ユナイテッドクリニック（上野・御徒町）ではED治療薬バイアグラ（シルデナフィル）、バイアグラジェネリック、レビトラ（バルデナフィル）、シアリス（タダラフィル）などの薬を処方しています。

今回はED治療薬の「ザイデナ（ウデナフィル）」についてお話ししたいと思いますが、先に少しおさらい程度にED治療薬にまつわるお話しをしておきましょう。

ED（勃起不全）とは

EDは、勃起機能障害、勃起障害とも言われる男性の性機能障害のひとつで、その名前からイメージするような「完全に勃起ができない状態」ではなく、勃起に時間がかかる、途中で萎える（中折れする）、満足な性交ができないなどの症状を指します。
EDは陰茎海綿体の動脈が充分に拡がらず、血液の流れ込みが不足することで起こります。
その原因は一般的には年齢や精神的要因にあると言われており、実際、ストレスやコンプレックス、過去のトラウマなど精神的、心理的な要因が引き金となってEDを引き起こすことが多いです。

しかし、それ以外にも、糖尿病、高血圧症、高脂血症、喫煙、飲酒などの生活習慣や生活習慣病も深く関わっており、これらの症状を持つ人達は血管に損傷や問題があり、血流が抑えられてしまうことで陰茎に充分な血液が行き渡らないのでにEDになりやすくなります。
さらに、抗うつ薬、降圧薬、利尿剤など中枢神経、末梢神経、循環器系に作用する薬や、脳出血、パーキンソン病などの神経系障害、また手術や事故などが原因となることもあります。

ED治療薬とは

ED治療には主に、バイアグラ、レビトラ、シアリス（日本でED治療薬として認められているのは現在のところこの3つだけです）など、いわゆるPDE-5阻害薬と呼ばれる薬が使用されます。

これは、陰茎海綿体に存在して勃起を阻害するホスホジエステラーゼタイプ5（PDE5）酵素を選択的に阻害し、陰茎の動脈および海綿体にある平滑筋内の環状グアノシン一リン酸（cGMP）を増加させる働きをします。
この作用により血管が拡張し、結果として血流量が増えることで陰茎組織への血流が増加し、勃起不全を改善します。
またPDE5は前立腺や尿道の平滑筋にも多く存在しており、前立腺肥大症とも関係していると考えられているため、その治療にPDE5阻害薬が正式に前立腺肥大症の治療薬として多くの方に処方されています。

前立腺肥大症とは

前立腺は男性特有の生殖器のひとつで、膀胱の真下から尿道を取り囲むように存在している栗ぐらいの大きさの器官です。
その機能については精子の保護と、精液の15%-20%を占める前立腺液を分泌する以外はほとんど解明されていませんが、尿道がその中央を貫いていることから排尿のコントロールにも大きく関与していると考えられています。
この前立腺が肥大して尿道や膀胱を圧迫することにより、残尿感、頻尿、尿意切迫感、尿線途絶、尿性低下、副圧排尿、夜間頻尿などの排尿障害が起こる状態を前立腺肥大症と言います。
発症率は50代くらいから徐々に増加し、60代では50%以上、80代では90%の男性に認められる疾患です。
前立腺そのものが未知の臓器とされているため、その原因もはっきりとはわかっていませんが、男性ホルモンであるテストステロンがその発症に大きくかかわっているとされています。

ザイデナとは

さてようやく本題のザイデナ（ZYDENA）についてお話ししますね。

ザイデナはPDE5（5型ホスホジエステラーゼ）の選択的阻害薬で、有効成分は「ウデナフィル」と呼ばれるものです。
韓国の東亞製薬（Don-A Pharma）が販売しており、100mg錠の製剤があり、200mgまでの服用が可能です。（1回2錠まで服用可能）
シルデナフィルとほぼ同じ構造を持つ成分ですが、シルデナフィルよりも副作用が少ないとされている薬です。
韓国をはじめロシア、フィリピンなど世界数ヵ国ではED治療薬として販売されていますが、日本は明治製菓ファーマがライセンス締結したのみでまだ販売されておらず、販売は数年先になります。前立腺肥大症のみの適応となる予定でED治療薬として承認される予定はありません。
また、日本の厚労省にあたるアメリカのFDAでもED治療薬としては認可されておらず、前立腺肥大症治療薬としての開発が進められているのみです。アバナフィル製剤のステンドラはFDAに承認されたED治療薬です。

ザイデナのED治療としての効果

ウデナフィルは水分に触れるとゲル状に形を変化させ、活性成分が外へと出ようとする際の障壁となる作用を持っており、PDE5(ホスホジエステラーゼ5)の活性を阻害することで陰茎の勃起不全を改善する効果を持っています。
また、前立腺肥大症の改善や残尿感、尿意切迫感などの泌尿関係の改善にも効果があります。
体内血中濃度の半減期が12時間とされており中程度持続性が特徴とされています。
即効性はバイアグラ同等かやや早い程度ですが、効果の継続時間が長いとされているので、早めに服用しましょう。

バイアグラ・レビトラ・シアリスとザイデナを表で比較してみました。もっとも即効性があるのはレビトラで、長作用時間や副作用が少ないのはシアリスです。ザイデナは薬効が少し中途半端な感じもしますが、バイアグラ・レビトラ・シアリスで満足できていない方には有用かもしれません。

表 ED治療薬の比較

＊ステンドラ（アバナフィル）を除く　＊バイアグラの用量は日本以外では100mgまで認められている。

＊ウデナフィルはED治療薬としては日本で承認される予定はない。

＊ザイデナとしての剤型は100mg錠で200mg錠はない。

ザイデナ服用の注意点や副作用

硝酸剤、一酸化窒素供与剤(ニトロ・亜硝酸アミル・硝酸イソソルビドなど)との併用は絶対禁止です。
狭心症・心筋梗塞・心不全の治療を受けている方、不整脈・低血圧または高血圧症の方、心臓疾患の方は使用出来ません。
また、腎臓病・貧血・白血病・過度の肥満・糖尿病・前立腺肥大症などの方を含め、ザイデナご使用前にはかかりつけの医師・薬剤師などにご相談下さい。

副作用は他のED治療薬と同様です。火照り、目の充血、頭痛、目の奥の痛み、鼻づまり、視野障害（青っぽく見える）などです。急な視力低下が見られた場合、服用を中止し眼科医の診察を受けるようにしましょう。

ザイデナの通販・個人輸入代行

韓国の製薬事情は海外の中でも劣悪で有名です。品質を維持できない事が多く日本の製薬メーカーが続々と撤退しています。韓国は偽物・偽造品も多いですし、正規品でさえも安全性が維持できていませんので、その点にも注意が必要です。

まとめ

ザイデナは日本では前立腺肥大症の治療薬として承認を目指しており、発売は数年先の予定、またED治療薬としては承認されない薬剤ということです。ED治療薬としては抜きんでて優れている点はなく、バイアグラ・レビトラ・シアリスで満足できないかたが試してみるのはいいかもしれません。

入手するには通販や個人輸入代行での入手となりますが、韓国は製薬事情が劣悪で正規品でも安全性が担保できないため日本の製薬会社などはすでに韓国から撤退している状況です。また通販・個人輸入代行は偽物・偽造品が多く混在していることが知られており、より健康被害の起きる可能性が高いでしょう。

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