ED治療薬にはバイアグラ(シルデナフィル )、レビトラ(バルデナフィル)、シアリス(タダラフィル)などがありますが、2023年4月現在ではすべてのED治療薬にジェネリック医薬品が販売されており、どの薬剤もジェネリックが主流となっています。ジェネリック医薬品は主要な成分・用量が同じであるため、効果に違いはありません。
今回はED治療を行うにあたって具体的にどうすればいいのか、こちらについてお話をさせて頂きます。
EDとは?
まずEDとは言っても、自身がEDであるのかよくわからない、なので治療できるものなのかもわからない、そういった方もいらっしゃると思います。
そのためまずはEDについて軽く触れておきます。
ED(勃起不全)とは「勃起機能の低下」を意味する英語Erectile Dysfunctionの略称からきており、十分に勃起しない、または勃起を維持できないために最後まで性行為を行えない状態を指しています。
よく「全く勃たないわけじゃ無いからEDではない。」と考えて治療が遅れる方もいらっしゃいますが、早めに治療を開始することでストレスから解放されたり、症状が緩和されたりなどしますので、満足のいく性行為が行えなくなってきたと感じたら、EDかもしれないと考えて治療を受けることをお勧めします。
次にEDになる原因についてですが、人によって異なるもので、大きく分けると以下に分類されます。
1.心因性:不安やストレスなどに起因し、性行為経験の浅さや仕事、子作り・子育て等要因は多岐に渡ります。
2.器質性:加齢や生活習慣病により、動脈の硬化など陰茎への血流が悪化し、勃起に支障が出ているもの。
3.薬剤性:普段服用している薬剤によって勃起に支障が出ているもの。抗うつ剤などが挙げられます。
4.混合性:上記の原因が複合的に混ざっているもの。
原因について知ることで、「EDは誰でもなりうるもの」だとわかります。
EDの治療について
それでは次に、EDの治療についてお話しします。
EDの治療としてまず挙げられるのがED治療薬の服用です。
ED治療薬は陰茎の血管を拡張し、通常よりも勃起をしやすくなる状態を作り、EDを改善します。
ED治療薬は対処療法といい薬剤使用時に一時的に勃起を改善しますが、根本治療ではありません。
ただし、根本治療ではないから使用する意味がないわけではありません。
上記の原因を見てもわかるように、根本から治療するには多くの時間や労力が必要となります。
その間パートナーとの性行為のためにED治療薬を使用する事はとても有効です。
また、心因性のEDの方については、ED治療薬を使い満足のいく性行為を複数回行うことで、
自信がつき不安や緊張が解け、症状が改善された例もあります。
ED治療薬を処方してもらうには?
ED治療薬は市販されていませんので、病院で医師の診察の上で処方してもらいましょう。
前項にて「ED治療薬は陰茎の血管を拡張し、通常よりも勃起をしやすくなる状態を作る」と記載しましたように医薬品です。
個人輸入や薬剤通販サイトで購入したり、友人からもらったりする事は、危険なのでやめましょう。
服用量や服用の仕方を間違え効果が得られなかったり、併用に危険を伴う薬剤を服用しているにも関わらず、誤って使用してしまったりする事を防ぐことができます。
ED治療薬を使う際の注意は?
ED治療薬を使用する際は空腹時に服用するようにしましょう。食後などは薬剤の吸収を妨げてしまい、思ったように効果を得られないことがります。一部の薬剤には食事の影響を受けにくいと言われているものもありますが、空腹時に飲むに越したことはありません。
飲酒についても質問が多いですが、基本的に飲酒をしてしまうと効果が得にくくなってしまいます。相手との関係もありますが、飲酒が外せないのであれば、少量に抑え薬剤の効果に影響が出ないようにしましょう。