上野ユナイテッドクリニック(上野・御徒町)ではED治療薬バイアグラ(シルデナフィル)、バイアグラジェネリック、レビトラ(バルデナフィル)、シアリス(タダラフィル)などの薬を処方しています。
今回はサビトラについてお話しします。
サビトラ(Savitra)とはサバ メディカ(SAVA Medica)社が製造販売するバルデナフィルを成分とするレビトラのジェネリックです。
サバメディカ社は2003年に設立されたまだ新しい製薬会社ですが、同社の製造するジェネリック薬品をはじめとする医薬品は高品質、低価格で提供されているため発展途上国からのニーズも高く、アフリカ、中東、東南アジアといった様々な国で用いられています。
製薬工場もアメリカ、カナダ等に持ちそれらはWHOの医薬品製造規範(GMP)を遵守され、またその国々の厚生労働省の承認を受けています。
同社はED治療薬の他には外部寄生生物用薬、角結膜炎剤、心臓病の薬、害虫駆除剤、抗炎症抗真菌薬などの製造も得意分野とされています。
レビトラとはバイアグラの次に登場したED治療薬でその服用してからの即効性や効果から現在では多くの方が愛用しています。
サビトラとは
サビトラとはサバ メディカ社が製造販売するレビトラジェネリックです。
ジェネリックですので成分は先発のバイエル社製レビトラと同じバルデナフィルとなります。
サビトラには10mg錠、20mg錠と2用量があり1パッケージに10錠入っています。
剤形は丸形の錠剤タイプで10mg錠は黄色、20mg錠はオレンジ色となります。
成分であるバルデナフィルの1日の極量は20mgとなります。
一般的な服用用量は10mgですが10mg錠で効果が薄かった方、また忍容性が良好と判断された糖尿病や高血圧などで強い器質性EDの症状がある方などは20mg錠を服用するといいでしょう。
サビトラの効果・服用方法
サビトラの成分は先発薬であるバイエル社製レビトラとおなじバルデナフィルですので効果や服用方法は理論的には同じとなります。
サビトラの成分であるバルデナフィルはバイアグラの成分であるシルデナフィルと同じくPDE5(ホスホジエステラーゼ5)阻害剤に分類されます。
PDE5とは陰茎内で勃起を邪魔する働きを持つ酵素ですがバルデナフィルを服用することでこの酵素の働きをさ害し、陰茎海綿体へ流れ込む血流量も増加します。
この作用機序により勃起が促されます。
服用方法は性行為の30分程度前に水などで服用します。早い方ではその後15分程度で効果が出現し始めます。これはバルデナフィルの持つ水に溶けやすい=体内に吸収されやすいという性質によるものです。
バルデナフィルはバイアグラ(シルデナフィル)の欠点を補った改良版ともいえるED治療薬で、即効性があり、副作用も少なく、食事の影響を受けにくいとされています。
しかし食事の影響を全く受けないというわけではなく、先発薬であるレビトラの製造元であるバイエル社によると「標準的な食事の影響は受けない」あります。
栄養学的に言われている標準的な食事は「700kcal」、かつ注意点として「脂肪は30%以内」とのことです。
700kcalの30%は210kcal、栄養学的には脂質1gが9kcalですので23.3gとなります。
以上のことから700kcal未満で脂質が23.3g以下の食事であれば食事の影響を受けないと解釈できます。
しかし服用前に食事のカロリーと脂質を調べるのは面倒、また吸収効率にも個人差がありますのでしっかりと効果を実感するためには空腹時の服用が推奨されます。
効果は5~8時間程度持続します。
サビトラの副作用
バイアグラ(シルデナフィル)と比較してバルデナフィルは副作用が少ないと言われていますがいくつかの報告があります。
バルデナフィルはバイアグラ(シルデナフィル)と同じPDE5阻害剤ですので副作用も似ているものが多く
頭痛、顔のほてり、目の充血、動機、鼻づまり等ががよく知られています。
これらはバルデナフィルにより身体各所の血流量が増加することにより起こるとされています。
その他の副作用では光に過敏になり色が変化して見える、胸やけ、背部痛等がありますが、通常これらの副作用は効果がきれると同時に消失しますのであまり気にすることはないでしょう。
また副作用には個人差があり全く出ない方もいらっしゃいます。
サビトラの服用・併用禁忌
サビトラの成分であるバルデナフィルにはいくつかの服用・併用禁忌があることがよく知られています。
簡単にご紹介すると
服用できない方 | 併用できない薬剤 |
○これまでにレビトラをはじめバルデナフィルを服用して過敏症を起こしたことのある方 ○心血管系障害などにより医師から性行為が不適当だと診断された方 ○先天的に不整脈(QT延長症候群)がある方 ○最近6ヵ月以内に脳梗塞、脳出血、心筋梗塞を起こした方 ○重い肝障害のある方 ○血液透析が必要な腎障害のある方 ○低血圧の方(最大血圧が90mmHg以下)、または高血圧の方(最大血圧が170mmHg以上または最小血圧が100mmHg以上) ○不安定狭心症の方 ○網膜色素変性症(進行性の夜盲)の方 |
○硝酸剤、または一酸化窒素供与剤 (ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビドなど) ○抗不整脈薬 ○抗ウイルス薬(HIV治療薬) ○抗真菌薬(内服) |
これらは全てではありませんのでご注意下さい。
安全にサビトラを服用するためには医療機関で医師の診察を受けることをお勧めします。
サビトラの購入方法
サビトラは現在国内未承認のED治療薬ですので海外から直接取り寄せる個人輸入などが一番簡単な入手方法でしょう。
しかし個人輸入代行で流通しているED治療薬には偽造品も多く、なんと6割にも上るとの調査結果もあります。
偽造薬の服用で深刻な副作用が出たなどの報告も多く大きな問題になっています。
以上のことからもED治療薬は安易な気持ちで通販や個人輸入代行業者を利用せず、上野ユナイテッドクリニックなど正規の医療機関で処方してもらうことを強くお勧めします。
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